制作室からこんにちは。

冴わたる美しいブルーのインドシルクに
施されたインド国旗がらのモチ刺繍。


モチ刺繍とは
シルクやサテンの生地にアリと呼ばれる
鈎針と絹糸で細かなチェーンステッチを
施すインドの伝統的な刺繍。

モチ刺繍リーフ

上の写真のリーフの輪郭ギリギリを厚紙を挟んで絞り、
裏側は極厚のフェルトで作ったリーフブローチ。

 

何か物足りない

この状態でも十分美しかったのですが、
もう少しパンチが欲しい。

クッションとブローチ

そうだ。
「ジッパーアートをやってみよう!」と
ふとジッパーアートの存在を思い出したけれども
作品で使ったことがない。

ジッパーアートとは
ファスナーを使ったアート

ジッパーアート用にファスーナーの準備

蝋燭とファスナー

ということで、急遽ジッパーアートを
試したくなったため、
ファスナーのストックを引っ張り出し、

真夜中に一人怪しく、和蝋燭を焚いて
ジッパーを炙る炙る。

ライターよりも、両手が使える
蝋燭で炙る方がムラなく炙れますよ。

好みのファスナーが準備できたら
ミシン用の透明糸でまつりつけたら完成です。

ブローチ&ジッパーアート

想像通り、輪郭がはっきりとした
より美しいブローチが出来上がりました。

この仕上がり感が嬉しくて
またジッパーアートに
挑戦してみようと思います。

ブローチ完成品

何気なく惹かれるものは必ずアイデアの引き出しになる

やはり、普段から何気なく惹かれるものは
いざという時にアイデアの引き出しになりますね。

そのアイデアの引き出しも、
引き出しを開けて使ってみなければ
ただの記憶止まり。
気になったらとりあえずはやってみる。

ローガンアートとブローチ

誰にも惹かれるものがありますが、
普段から、あなたが惹かれるものは
あなたのアイデアの引き出しとして
出番を待っています。

たとえ、すぐに使わなくても
一度頭の中に記憶されると、
いつか何かの伏線として、
突然に繋がることがあるのが
クリエイションの面白い
ところですね。

アイデアの引き出しを使って得た体験が、
クリエイターにも新鮮な風となり
物作りが一層楽しくなる瞬間だったりします。

ジッパーアートが大活躍してくれた
ブローチ作りのお話でした。

ではまた。