制作室からおはようございます。
初個展まで2週間を切りました。
ラストスパート中です。
カメムシが異常に多い今年の秋は
制作室にも2匹は毎日しのび込んでいます。
今まで作品展の主催は経験済みでずが
個展とグループ展
一人と全員
地元と遠方などなど
準備においても全てが違い
初めての経験だらけです。
なんとも刺激的な日々を過ごしています。
この光景がきっと当たり前の日常へと
変わっていきますね。
さて、「東京で個展を開催する」の
1番のミッションの次に
自力でやり遂げたかった
ポスターが昨日届き感無量です。
それらの挑戦のお話でも。
メイン作品でハガキ制作に挑戦
このミッションを叶えるためには
元になる作品制作のほかに
写真やグラフィックツールの
スキルの向上が必須。
大事なクリエイションの 一つなので
学びを続けていますが
その学びは少しずつ階段を上がっていく姿が
自分でもはっきり見えてきます。
体調不良の数年は、
「できなかったことができるようになる」
この小さな喜びが心の支えにもなってくれました。
それでも制作中は
以前できたことが再現できない
時間が読めない
大事なデータを間違って消してしまうなど
裏で何度 悲鳴をあげたでしょうか。
ある日「あ〜〜もういや!」と
悲鳴を上げながらキーボードを連打。
ふと画面を見るとその気持ちを代弁するような
絵面で思わず笑ってしまってスクショ。
気分転換にウオーキングし再挑戦すると
先程までできなかったことが スルッとできたのです。
そんな嘆きと歓喜の舞のあとにできた
個展用のハガキがこちらです。
地図の制作も中止になった 幻の個展DMより
簡潔に 制作できるようなっていました。
ギャラリー用のポスターの制作
続いて、今度はギャラリーの入り口と
立て看板用のポスターです。
入り口用はDMのデザインを利用し
わずかな変更と追加文字を入れましたが
元がハガキサイズで制作していたため、
A2サイズ用に作り直すという 2度手間が発生。
猫の手も借りたいほど忙しいのに…
この時も悲鳴を上げましたよ。
初めから、大きなサイズで制作するべきでした。
そんなことをレッスンでも言われていたな。
それでもやり直す過程で
再現できていることに気づき
失敗は再現性の学びになったようです。
立て看板用は作品だけで制作。
これが一番難儀しました。
なんとか、作品とグラフィックルールで
ポスターを作るというミッションクリア
深夜に入稿し、
入稿という響きにニマニマしたのも束の間。
ポスターが届いてまた悲鳴を上げました。
ガーン。
入稿の先、紙に出力して初めてわかること
暗い! 暗い! 紙になってくると
想像より 2トーンくらい暗くなるのか !?
制作の手を止め またもややり直し。
今度はプロに頼もう…なんて
思ったりしながら 再入稿。
そんなこんなでできたポスターが
届いた時には「神様仏様今度こそ」と
祈る気持ちで開けたのでした。
ポスターを見て歓喜です。
やり直してよかった。
習ったことを生かし、
自力で個展ポスターを創る
夢を叶えた瞬間です。
デザインを作って終わりではなく
こうしてなんらかの形にしてこそ、
完成するものだと
失敗の連続で体感しました。
やり遂げたいことの中にはあきらめたこともある
やり遂げることの中に
実はあきらめたことも数点あります。
その代表が オリジナルファブリックの発表でした。
制作の時間が読めない グラフィックツールは
自分にとってはまだまだ苦手な分野です。
厄介なことで、
私は完璧主義の傾向が強く
自分が100点と言えるまで挑んでしまいます。
それが作品ならまだいいのですが
初めてのことに挑んでいても
自分にダメ出しをするので
できない自分を責めがちだったり
情けなく思ったり・・・
この度そんな自分も手放しました。
今はここまでできた。
それで十分!!
急いてはことを仕損じる
痛いほど学び中です。
成長の証
FOCUS展は2022年の5月に開催の予定でした。
体調不良により延期したことで
私の脳が、延期を失敗と捉えたせいで
体調が良くなるどころか悪化しました。
そこで学んだことは あきらめるのではなく、
「今、できることで挑戦する」
そう思えるようになっただけで 大いなる成長です。
失敗と捉えた出来事が成長という学びに昇華できました。
そして、あと何日か後に開催する個展で
その先の景色を見たいと現在準備中です。
ハガキひとつとっても、 1年の成長が見えるようです。
英字のみの幻の個展DM
この文字のごとく
できないことにFOCUSせず
できたことにFOCUSする。
これも個展のメッセージの一つです。
ギャラリーYOHAKUさんでお待ちしています
2019年より、
「キルターの新しい生き方が見てみたい」と
そのためにはまずは自分で経験するしかないと
慣れ親しんだ環境から離れ
様々な挑戦をしてきました。
アーティストになるといった途端
逆に作品が作れなくなったり
介護等で心身を病んだり、
また半年毎に4人の両親を見送り
突然悲しみが襲う日も多く
別人になったかのようでしたが
夢だけはあきらめず、4月に再び会場探し。
銀座を歩きながら作ったこの作品を前にし
心の声を聞きました。
私の「創造の泉」である銀座で個展がしたい
そうして出会ったのが
銀座のギャラリーYOHAKUさんです。
常々、作品には「余白が命」と言ってきた
私の目の前に出現したYOHAKUさん。
ご縁を感じます。
何より、歌舞伎座さんの隣で
すぐに場所がわかった。
迷わず行ける!!
これは大きいです。
長々と書きましたが
紆余曲折を経て東京個展を開催します。
ここまでくると体調管理が一番です。
完走できるよう見守ってくださいね。
お時間がある方は銀座まで
遊びにきてくださいね。
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